東京湾唯一の原風景を味わう

〜盤洲干潟 深秋自然観察会〜



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 盤洲(ばんず)干潟の深秋自然観察会が2015年11月29日におこなわれました。主催は「小櫃川河口・盤洲干潟を守る連絡会」です。

 木更津市の小櫃川河口に広がる盤洲干潟(小櫃川河口干潟)は日本最大級の自然干潟です。干潮時は約2キロ沖まで干潟が現れます。東京湾でただ1か所、原風景(自然の海岸線)が残されています。

 河口に広がる約43ヘクタールのアシ原は自然がいっぱいです。環境省絶滅危惧T種に指定されているキイロホソゴミムシも生息しています。

 中州には無数のチゴガニが生息しています。ところが、この日は気温が低かったため、巣穴から出てきませんでした。

 また、浸透実験池はカワウのコロニーになっています。しかし、カワウは1羽もいませんでした。これにはびっくりです。理由はわかりません。

 前浜干潟では、案内人の御簾納照雄さんが歌川広重の「冨士三十六景 上総黒戸の浦」を見せてくれました。この浮世絵は、小櫃川河口付近からの風景といわれています。この日は、絵と同じ位置に富士山が見えました。

 連絡会は、盤洲干潟を「千葉県自然環境保全地域」に指定するよう、県に要請しています。環境省にたいしてはラムサール条約への登録を要請しています。それらの要請続行を確認しあいました。










中州でアシハラガニを観察


歌川広重の「冨士三十六景 上総黒戸の浦」を
見せる御簾納照雄さん(右)。左は山田周治さん。



前浜干潟の生き物を観察





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