自動販売機削減要望に千葉県が回答

〜“削減なし”に理解を求める〜




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 千葉県自然保護連合が提出した自動販売機削減要望に対して(2008年)2月28日、県が回答しました。

 回答内容は、「自動販売機は、来庁者の利便性や職員の福利厚生を目的に設置許可しているもの」であり、「ご理解くださいますようお願いいたします」というものです。

 来庁者の利便性や職員の福利厚生と言いますが、本当に51台も必要なのでしょうか。来庁者が利用しそうもない場所にも数多く設置されています。また、平日の深夜や土曜・休日といった閉庁時間は、利用する人がほとんどいないはずです。
 飲料用自販機は、2台で平均的家庭1世帯分の電力を消費しているといわれています。半分くらい減らしても問題ないはずですが、どうなのでしょうか。

 県は、温暖化防止策にとりくむとし、この3月から県庁生協売店のジレ袋有料化を始めることにしています。だったら、もっと効果の大きい自販機削減も推進したらどうか。その手始めとして、県庁舎の自販機を減らしたらどうか──と私たちは提案しました。

 しかし、にべもない回答です。こんな姿勢で、温暖化防止策を推進していることになるのでしょうか。結局は、県庁生協売店のジレ袋有料化や、「県民一人ひとりが努力しましょう」でうやむやにされそうです。
 「温暖化防止にとりくんでいる」というパフォーマンスを演じることが目的なのでしょうか。


 以下は回答書です。


回答書



管  財  号  外 
平成20年2月28日 

千葉県自然保護連合
 代表 牛野くみ子 様

千葉県総務部管財課長


温暖化防止策としての自動販売機の削減について(回答)

 平成20年1月17日付で要望ありましたことについて、下記の通り回答します


 県庁舎内に設置されております自動販売機は、来庁者の利便性や職員の福利厚生を目的に設置許可しているものです。
 県といたしましても、設置台数を限定するとともに、深夜停止や季節に応じて設定温度を調整できる省エネ型の自動販売機の導入を図るよう要請しているところですので、ご理解くださいますようお願いいたします。






千葉県庁舎には飲料用自販機51台、タバコ自販機4台が設置されています。
半分くらい減らしても誰も困らないと思いますが……。




県庁所在地の千葉市は、いたるところに飲料用自販機が設置されています。
写真はJR千葉駅近くの通り。32台もつながって設置されています。
これも半分以下に減らせるはずです。





JR千葉駅脇の線路下通路。ここは15台がつながって設置されています。







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