八ッ場ダム工事費計上決定に抗議

〜千葉の干潟を守る会〜




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 千葉の干潟を守る会は(2011年)12月27日、八ッ場ダムの建設再開(本体工事費の予算案計上)に抗議する声明文を野田佳彦首相と前田武志国交相に提出しました。



抗議声明



平成23年12月27日

 内閣総理大臣 野田佳彦 様
 国土交通大臣 前田武志 様

千葉の干潟を守る会
代表 近藤 弘


八ッ場ダム本体工事費の予算計上決定に抗議する


 去る23日、野田内閣は八ッ場ダムの本体工事費の予算計上を決定しました。八ッ場ダムは全国のムダな工事反対の象徴であります。日本の山と河川そして沿岸海域の自然を破壊してきたダム工事に反対してきました千葉の干潟を守る会として、この度の民主党、野田内閣の裏切りに強く抗議するものです。

与党民主党が選挙で掲げた八ッ場ダム中止のマニフェストは、国民監視の中で踏みにじられました。財界と国土交通省の官僚主導自作自演の筋書きどおりであります。党内調整という舞台裏で、飛び回った前田国土交通大臣のこの度の所業は、特に許しがたいものがあります。野田政権の理念なき「政治主導」の化けの皮が剥がれたのです。

八ッ場ダムが不要であるという根拠は今さら述べるまでもありません。水需要の減少傾向は明らかですし、治水効果も殆どないことも証明されています。祖先から引き継いだ東の耶馬溪といわれる自然資産、由緒ある川原湯温泉などが、「金」と「利権」のために永久に失われるのです。その元凶を果たしたのが野田総理と、その尖兵を務めた前田国土交通大臣の政治主導です。危険な地盤構造、土砂の堆積など工事リスクとダムの短命化による工事費の膨張は目に見えています。

東日本の大災害の復興と、原発汚染対策が進まない中で、財政難だと称して、消費税を国民に押し付けようとしています。その片方で、野田総理の今回の決定は全く理不尽で許せません。野田総理大臣は、民主党政権を誕生させた国民を愚弄してはなりません。八ッ場ダムの中止を決断すべきです。重ねて工事費本体の工事費予算計上の暴挙に対して抗議するものです。











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