■房総の環境保護運動を振り返る

自然保護団体としての千葉県野鳥の会

千葉県野鳥の会 会長 富谷健三



トップページにもどります
「自然・環境問題」にもどります


 千葉県野鳥の会は1974年1月、千葉県自然保護連合(当時は房総の自然を守る会)や千葉の干潟を守る会などに席をおく野鳥好きの会員約80名が中心となり、千葉野鳥の会として発足しました。同時に、日本野鳥の会の支部承認を受け、日本野鳥の会千葉支部(千葉県支部ではありません)として、支部長に県自然保護連合代表の石川敏雄氏、副支部長に千葉の干潟を守る会代表の大浜清氏のお二人の下で活動を開始しました。

 当時は各地で干潟が次々に埋め立てられ、新たな土地造成が急速に行われていました。まさに海を売ってお金にする時代でした。
 東京湾の干潟や浅海域の埋め立てが進められるだけでなく、内陸部でも湿地帯の埋め立てや森林を切り開いてのゴルフ場や住宅地などの建設が次々に行われました。房総丘陵部では、半島を横断する自動車専用道路が観光客の誘致を目的として計画されました。こうした開発に伴う自然環境の破壊に対し、野生生物の生息環境を守るため、各方面に自然環境の保全を訴えてきました。
 そして1980年、千葉支部は日本野鳥の会と別れ、石川敏雄初代会長を介し日本野鳥の会創設者の中西悟堂氏の理念を受け継ぎ、千葉県野鳥の会として活動を続け現在に至っています。

 千葉県野鳥の会は「野鳥を通じて自然との交わりを深め、自然の摂理に学び、自然を尊ぶ心を養い、これによって会員相互の親睦をはかり、社会文化の向上に尽くす」という目的をもって活動しています。単なる鳥好きの団体ではなく、三番瀬署名ネットワーク、三番瀬を守る会、三番瀬を守る連絡会などいろいろな自然保護団体と協働し、野鳥の生息する自然環境の保全、とくに干潟や湿地の保全に向けて活動しています。年100回以上の探鳥会開催、年3回の県内一斉水鳥調査、ジャパンバードフェスティバルに第1回から出展参加、その他、必要に応じ各種鳥類調査などを実施しています。

 活動の内容は会報『房総の鳥』に毎月掲載し、会員などに配布するとともに、第1号から1〜2年分を1冊に合本し、国立国会図書館、県立中央図書館、同西部図書館、同東部図書館、千葉県文書館、谷津干潟自然観察センター、我孫子市鳥の博物館の7機関に納本しています。ぜひ閲覧してください。

(2021年9月)







千葉県野鳥の会などが毎月開いている三番瀬自然観察会=2016年5月1日、中山敏則撮影






★関連ページ

このページの頭にもどります
「自然・環境問題」にもどります

トップページ | 三番瀬 | ニュース | 自然・環境問題 | 房総の自然 |
環境保護団体 | 開発と行財政 | 自然保護連合 | 書籍・書評 | リンク集 |